仙台から近くの秘境山~オボコンべ山~と秋保で紅葉狩り
今年は、例年よりだいぶ遅れて有人観測点初雪が観察されたとはいえ宮城県内は十分寒いと言える季節になってきました。こんな時期に登山するなら標高の低い山が最適です。このような里山は、夏に行くには暑すぎますし、この時期なら紅葉も期待できます。なにより、里山は訪れる人も少なく、自分達のペースで登山できます。
そういうわけで、今回訪れたのは、仙台市のお隣、宮城県川崎町にあるオボコンべ山です。
オボコンべ山は普通、地図にも載りません。今回、私達は沢コースの登山口であるこの場所から登りました。(拡大してください。)
オボコンべ山の標高は595mで、たいして高くはありませんが川崎町の宝と言う人もおり、宮城随一のとんがり山と言われています。
まず、この登山口にたどり着くには未舗装道路を1kmほど走る必要があるという、人里離れた場所です。
こちらが登山口。右側は林道の続き。この後ろに駐車できるスペースがありました。
しばらく沢に沿った道を歩きます。沢登りですね。この日は、紅葉を終盤で、落ち葉が多く、足元が見えづらいのと滑りやすいのとで結構歩くのには注意が必要でした。
少なくとも靴は、登山用の滑りにくいものが必要です。
もはや落ち葉と沢の石でどこが道か分かりません。迷いやすい地点には、木に進む方向を示す赤いタグが括り付けられていますが、土砂崩れのあとがあるなど、初心者だけで行くのは大変な道でした。
ですが、終始上を見れば鮮やかな赤や黄色の紅葉が見えるので、気分良く歩くことができました。
途中からは、沢と別れ大変急で狭い登り坂になります。これで一気にオボコンべ山山頂に続く、尾根道にでます。急な上り坂になってから40分くらいで山頂近くのマンモス岩までたどり着けました。なお、沢と別れる場所には一応看板はありましたが、大変道が分かりにくくなっていたので、もしオボコンべ山に行く際には事前に山岳地図等で道と方角を確認し、コンパスなどを使って進む方角をしっかりと確認する必要があると思います。
尾根に出ると一気に視界が開けます。ここからはすぐに、マンモス岩にたどり着きました。
帰り道も、何度も沢を横断しますが、急に深くなったりしている箇所もあるので注意が必要です。写真のようにハート型をした池のようになっている場所もありました。
さて、下山後は近くの秋保温泉に立ち寄りました。立ち寄った市太郎の湯では、温泉に入ったあと庭園で紅葉のライトアップも楽しむことができました!
(この庭園の入場料も、入浴料に含まれているとのこと。一人温泉+紅葉ライトアップで800円でした。)
まだ少し明るい時間帯でしたが、十分に楽しめました。松島の円通院ほど混んでいないので、仙台近辺にお住まいの方にはおすすめです。
伊勢に向かう旅の話の続きは、次回更新します。